「サムターン回し」について

こんばんは~

物騒な世の中の安心材料のご紹介です。

一昔前、世間でよく「ピッキング」をいう犯罪行為を耳にしたことがありますよね。

あれ、鍵穴に専用の工具を差し込んで、解錠するというテクニックを駆使した空き巣の手口でした。

しかし近年は高度な対策が施された鍵が一般的になってきたので、その手口は通用しなくなってきました。

ギザギザの鍵の時代はそのピッキングが流行ってしまっていましたが、「ディンプルキー」が主流になってからは空き巣が狙うには難しい鍵へ進化したのです。

そこで、次に開発(?)されたのがサムターン回しです。

サムターンて何?というあなた。

こちらの画像で確認してください。

そう!玄関扉の内側にある鍵の開け締めに使うつまみのことです。

これを直接回して開錠してしまおうという手口がサムターン回し。

実際には、、、

このようなガラス部分を割って、そこに棒状のものを突っ込んで強引にサムターンを回してしまうごくごく原始的な方法なのです。

だから、鍵穴(専門用語ではシリンダー)の方が進化しても、空き巣狙い無くならないんですね。

だがしかーし!

そんなサムターン回しにも対応した商品が備えられた玄関扉もあります。

それがこのような商品です。

つまみ部分を取り外すことが出来るんです。

 

次の写真は取り外したところになります。

この状態になると引っ掛かりがないので、棒状のようなものを突っ込んでも、つまみを回すことが出来ません。

しかもカバーが付いていない状態だと、指で摘んで回そうとしても構造的に回すことが出来なくなっているのでさらに安心なんです。

 

以前、あるハウスメーカーの営業さんがこの使い方の説明で、安全のためにも毎晩つまみを外して管理してくださいと説明していました。

???

それってどうなの?

確かにサムターン回し対策としては正しいと思いますが、例えば夜間に火事だったり、地震だったりした時に、とっさに玄関の外へ逃げようとした時に、困りませんか?

慌てている時や、停電時にこのカバーがすぐに見つけられないと、外へ出られなくなってしまう可能性があります。

 

私が説明するとしたら、この取り外し可能なカバーを使うときは、日常ではなく、数日家を空ける旅行時などに限り利用するように促しますね。

出かける時にカバーを取って、下足入れにでも置いておき、外から鍵をかければ、サムターン回しはできなくなります。

この使い方が正解ではないかと考えております。

ではまたっ!